こんにちは、KAORUです。
最近学生さんとやりとりすることが多いので、自分が就活生になったんじゃないかってくらい
就活のことを考えています。学生さん以外でもいろんなお仕事をなさっている方にお会い
しますが、その人のお仕事のことをお聞きして、もしかしたらこういうことは学生さんに
伝えられるかもしれないとか、そうかこんな仕事あったんだ、もしそういう話になったら
今度学生さんに言ってみようとか、何かとそっちに結びつけて考えてしまいます。
〈今回のポイント〉
・条件=就活の軸?
・就活の軸の考え方
先日、学生さんからの問い合わせでこのような疑問を投げかけられました。
「就活の軸についてお尋ねしたいです。就活の軸というのは例えば勤務地だとか福利厚生が
いいだとかそういうことですよね?まずこの考え方で合っているのか自信がないです。
また、就活の軸について聞かれた場合は福利厚生がいいところがいいですというような内容
は言っていいのでしょうか?」
「就活の軸」とググると違ったことも書いてあったので、こちらも私の個人的な解釈を含めた
内容ですがご参考ください。
・条件=就活の軸?
お給料、休み、勤務地、その他福利厚生が合うのもちゃんとした就活をする上での大切な
条件です。ただ、これらは条件でしかなくて、私は軸というのはもう少し違う次元の話を
しているように受け取っています。なのでイコールではないなと。譲れない条件のことを
就活の軸と考えているような検索結果も出ていたのでなんとも言えませんが・・・
ところで、今回の学生さんが気にされていたように、例えば面接時に就活の軸を聞かれたと
して、「福利厚生がいいところがいいです」と答えるのは前回にもお伝えしましたが、
面接官側が求めている問いの答えからは外れていることにお気づきになったでしょうか?
面接の際に就活の軸を聞かれた場合、その意図としては
「うちの会社とあなたの思っている仕事に対しての方向性って合っているかな?
ちょっとその部分聞きたいから教えてくれる?」です。
・就活の軸の考え方
ということで、就活の軸として聞かれていることにまっすぐ捉えられている返答としては
「私が就活するうえで企業をいいなと思う基準はこういうところなんです。」
です。
就活の軸とは
「働くということにおいて、自分がいいなと思う価値観」
だと私は考えています。
例えば、
・お客さまの困りごとを解消したい
・社会に貢献できるシステムをつくりたい
・後世に残るモノづくりに携わりたい
・チームプレーで仕事がしたい
などのような、何に対してどのような価値観を持って取り組みたいかということでは
ないでしょうか。
これって結構考えてみるのは大事で、それとは合わない方向性を持つ会社とマッチしたと
しても仕事をしていくと思っていたのと違ったとなりかねません。だからこそ面接官側も
それを学生さんに向けて問うているのです。
その軸を明確にするために自己分析が大切だとか、過去の経験を紐解いてみるとか
そういったプロセスを経て見つけていくことが必要とされるので、結果自己分析の重要性に
帰着します。なので、軸を考えてみる際の最初のプロセスとしては、条件も全部含めて
バーっと個条書きにでもして書き出してみて、そこから本当の条件と軸に繋がりそうなものに
分類し、なぜそのような考えに至ったかを考えてみる・・・というような感じでしょうか。
私が目指しているのって、目先の就活が終わって良かったねで終わる小手先の就活テクニック
をお伝えする人ではじゃないんです。なので、あんまりこういった面接に縛られるような
コンテンツの解説ばっかりを紹介する人だとは思われたくはないんですが・・・
でも、とにかく学生さんに接してきて思うことが2つほどあります。それは
・何に向き合わないといけないかをしっかりと理解できている方とそうでない方に二分される
・理解はできていてもしんどいから、めんどくさいからという理由で悩み抜かない
です。向き合い方を勘違いしたまま走り出した人は結局わけのわからないままなんとなく
選んだ先へ就社してしまいますし、手を抜いてしまった人は卒業して仕事を始めてから
後悔する時がいずれ来るでしょう。
結果どちらも迎えることになるのは転職か価値観難民だと思います。価値観難民とは、自分が
何をしたくて、どういうことにやりがいを持って働くと自分のありたい姿に近い状態で生きて
いくことができるのかがわからないから、転職したくてもどこに転職したらいいかも
わからず、毎日虚しいし面白くないという状況に陥っている方々のイメージです。
どうせやるならやりがいを持って仕事ができた方がいいと思うし、毎日頑張っているな、
こんな生活も悪くないなと肯定的に捉えられる人生を送りたいと思いませんか?
ご自身の価値観やありたい姿に気づくまでは辛いかもしれませんが、そこを怠らず
向き合えばそれはきっと無駄にはなりません。
その努力は自分に返ってくると思います。納得のいく就活ができる参考になれば幸いです。
地平線ではなくグランドキャニオンの先から見えてくる朝日です。
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